LAK療法

再生医療への取り組み

ユウ動物病院では再生医療への取り組みを始めています。
再生医療とは患者自身から採取した細胞や血液を用いて、損傷した患部の再生や失われた機能を回復する新しい医療です。
先進医療として大学病院などで実践されており、獣医療の分野でも実用化が進んでいます。

従来の治療法だけでは難しいとされてきた病気・怪我に対して、症状の改善が期待できます。
他の治療と併用ができることや、自分の細胞なので副作用がほとんどなく安全なのが特徴です。

幹細胞療法

体の中には血管・心筋・筋肉・骨・軟骨に変化(分化)する幹細胞というものがあります。
この幹細胞の能力を利用して、患部の治癒・再生を行います。

骨折癒合不全体の中には血管・心筋・筋肉・骨・軟骨に変化(分化)する幹細胞というものがあります。
この幹細胞の能力を利用して、患部の治癒・再生を行います。
脊髄の損傷事故やヘルニアなど脊髄損傷による運動機能の麻痺を改善します。
幹細胞が血管に分化して血流を回復、神経や組織の再生を促します。
炎症性関節炎幹細胞が痛んだ関節の骨膜や軟骨を形成させることで、関節痛や炎症の回復を促します。

LAK療法 活性化自己リンパ球療法

LAK療法(活性化自己リンパ球療法)とは動物自身の血液から取り出したリンパ球を使う、新しい癌の治療法。従来の治療法に比べて副作用や身体への負担が大幅に少ないのが特徴です。

LAK療法の主な流れ

LAK療法
  • 10~20mlほど採血してリンパ球を分離、培養します。
  • 100倍以上に増殖したリンパ球を活性化させて、点滴で体内に戻します。
  • 体内に戻されたリンパ球が癌細胞を攻撃し、退縮させます。
  • 必要に応じて繰り返します。

LAK療法のメリット

従来の手術や化学療法に比べて治療効果は劣るものの、安全性が高く併用することが可能です。他の治療法との相乗効果、再発予防、免疫力の亢進、QOL(生活の質)の改善が期待できます。