猫の下部尿路疾患(FLUTD)

概要

膀胱や尿道に異常が現れる「尿石症」で、オシッコが詰まってしまう病気です。 オシッコの様子が変わってきていませんか?

主な症状

8才以上の猫、平均では12~13才で見られる病気のひとつです。

  • 排尿回数が増えている
  • 1回の尿量が減少
  • 排尿時に痛みを訴える
  • 尿に血が混じっている

悪化すると尿が出なくなり、腎不全へ進行する可能性もある危険な病気です。

原因と対策

砂粒状物質や結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウムなど)が貯留することで尿道が詰まってしまいます。 細菌感染や腫瘍などが原因と考えられていますが、肥満や運動不足、水を飲む量が少ない、偏食も一因とされています。また、メスよりも尿道が細くて長いオスに多い傾向があります。

初期の段階であれば尿を直接抜き取り、食事療法を行います。 改善されない場合や、腎臓に影響が出てしまった場合は、手術することもあります。 肥満気味で運動不足なネコちゃんは要注意です。