ペットの異物摂取

概要

動物たちはいろんなものを口にします。おいしそうなもの、楽しいおもちゃ、道端の気になるもの、いい匂いのするもの・・・
そういう場面を見つけた時、皆さんはどうしていますか?
あわてて取り上げる、またかと思って放っておく。いろんなケースがあると思います。
万が一お腹に詰まってしまった場合は内視鏡検査(胃カメラ)や手術が必要になります。もちろんどちらも全身麻酔が必要です。

ペットが誤飲してしまう物

  • 竹串
  • トウモロコシの芯、果物や梅干の種
  • 人間(飼い主)の薬
  • 石、砂
  • 靴下、布、ビニールなど

他にもゴルフボールや犬用のおもちゃ、針(縫い針、つり針)などなど・・・
さらに、1歳未満はそれ以上の年齢と比較して4倍も誤飲してしまうというデータもあります。
当院でよく見かけるのはトウモロコシの芯や果物・梅干しの種です。
与えないようにしていてもゴミ箱で見つけてしまうこともあるので、夏場は特に注意が必要です。

当院でワンちゃんのお腹から取り出したボタンです。
ごく普通の小さなボタンですが、飲み込んでしまったワンちゃんは腸閉塞を起こしてしまい、開腹手術によって取り出す必要がありました。

誤飲による中毒

チョコレート・タバコの吸殻・たまねぎ(ねぎ・にんにく・にら)などは飲み込むと中毒を起こしてしまいます。
これらのものを摂取したことが分かった時は、すぐに病院へ相談してください。